問題になったのは発音
海外での英会話体験として、始めに思い出すのは、生まれて始めて行った海外旅行です。20代の半ばで、マレーシアとタイに行きました。
現地の方とのコミュニケーションは、お互いにとって母国語ではない英語を使う事になりました。英語圏の国でなくても、私がその現地の言語を知らない限り、英語を使って会話をする事になります。エスペラント語という世界共通語がありますが、実際の世界共通語に最も近いのは英語だと思います。 読み書きを中心としたいわゆる学校英語をある程度習得していたので、英会話もどうにかなるだろうという気持ちで旅行に行ったのですが、すぐに英会話の壁にぶつかりました。
問題になったのは発音です。まず、相手の話している言葉が聞き取れないのです。学校で習った発音と実際の発音が違い過ぎました。私は学校で習った発音しか知りませんから、私が話す英語も当然、相手の方には伝わりませんでした。
会話をするというよりも、英単語をゆっくり並べていきながら意思の疎通を図りました。どうしても伝わらない時は、身振り手振りで説明したり、筆談を用いました。自分がこれまで学習してきた英語は、読んだり書いたりする事はある程度できても、会話をする事にはほとんど役に立たない事を思い知らされました。
この初めての海外旅行の後で、英会話を一から学習してみようという気持ちが芽生えてきました。英会話教室に通う時間がどうしても取れなかったので、聞き流すタイプの英会話教材を購入しました。そして、自宅から職場までの往復の車中で、毎日のように聞いていました。3ヶ月ほどすると、英語耳ができてきたのか、聞こえてくる言葉をある程度聞き取れるようになってきました。それからも、時々は、この教材を聞くようにしました。
次の海外旅行でハワイに行った時には、以前よりも少しは、英会話らしい会話ができたと思います。 私たちの世代が受けた英語は、書く事から始まりましたが、今の子ども達が受ける英語は、会話から始まるみたいです。今の子ども達は将来、私たちみたいに、英会話に苦労する事が無いのかもしれませんね。